1月22日(土)                 「家族で一緒に、いちご狩り&サイクル・ラリー!」

 2011年1月22日(土)、杵築市の住吉浜リゾートパークで「障がい者の子どもと家族のイチゴ狩り&サイクル・ラリー大会(主催:太陽の家)」を実施しました。

 

 車椅子などの親をもつ子どもは、親と一緒に野外体験などをする機会が制限されます。このイベントは、そんな子どもたちに野外での親と一緒の活動を体験をさせようと遊坊'sが企画運営しました。 障がい者の当事者のための支援は少なくありませんが、その子どもは健常であるために支援の対象から見落とされがちです。しかし、子どもの健全な発達を考えると、野外での体験活動などはとても大切です。

 

 今回は、障がいを持つ親の家族6組、子どもが全部で12名(5歳〜14歳)の参加者でした。遊坊'sのボランティアチームの協力のもと、全26名の参加者で楽しく賑やかにイチゴ狩りとサイクル・ラリー大会を実施しました。

 

 大分県杵築市の住吉浜リゾートパークには、今年から「イチゴ農園」がオープンしました。真っ赤に熟した甘〜いイチゴがたくさん実っています。このイチゴ農園は、通常のイチゴハウスよりも通路の幅が広くとってあり、車椅子もすいすいと通ることができます。車椅子対応の「イチゴ狩り」ができますよ〜。

 今回のイチゴ狩りは、特別な計らいで「盛り放題」にしていただきました。通常は「食べ放題」だけど、ゲーム性をもたせて子どもたちにも楽しんでもらえるように、一つのプラスチックパックにどれだけ載せられるか、みんなで楽しみながらイチゴ狩りをしました。みんな慎重にかつ大胆にイチゴを高く高く積み上げていきました。

 

 そして、昼食の後はいよいよ「サイクルラリー大会」。今回のレースは2種類。

第1レースは、「家族対抗 みんなでgo!」 4〜5人の家族のチームで、制限時間内にワークシートの4つの課題を見つけていくというレースです。使って良いサイクルは、1家族で2〜3台。2人乗り自転車や車椅子も家族で一緒に協力してレースをします。4つの課題とは、①住吉浜の先端にある灯台の色は? ②ヤシの木の本数は? ③生き物を5種類探してくる ④松ぼっくりの一番大きいのと一番小さいのを探す でした。みんな、一所懸命に頑張ったね”!!

 

 第2レースは、「チーム対抗ジムカーナ!!」 このレースのチームは家族ではなくて、男の子チーム、女子チーム(女の子とお母さん)、お父さんチームの対抗戦。5人のメンバーが、それぞれ異なる5種類のサイクル(乗物)でリレーをします。自転車、2人乗り、三輪車、車椅子、スケートボード、工事用手押し一輪車から、自分の得意なサイクルで、ジグザグやS字カーブなどのコースを一周してバトンタッチ。

 しかも!向こう側のテーブルには、さまざまな変身グッズが!! 全員が自分の好きなグッズを選んで、それを被ってレースします。全員がゴールに戻った時には、それぞれのチームは大変身! みんなノリノリで親子一緒に楽しみました。

 第2レースの勝者は、女子チーム!お母さんパワーが炸裂!本気でしたから。第2位がお父さんチーム。みんなマスクを被って変身してました。3位が男の子チーム、4才とか6才の子供たちなのに、大人チームったら遠慮も何もなかったです。いや、でもゲームですから大人も真剣で良かったです。勝負の世界の厳しさがわかったでしょう。

 

 そして、第1レース、第2レースの総合得点で本日の優勝者、準優勝者、第3位が決定しました! 優勝は、女の子の姉妹の二人。オイシイところをしっかり獲っていきました。準優勝は、ハリキリお母さん。イチゴ狩りでも実は実力を発揮していました。第3位は、ガンバリお父さん。大黒柱の面目躍如でした。

 最後に、全員で記念撮影。風は冷たかったけど、みんな熱くなった一日でした。